(3) 先が見えた!!
ここで「先の見えない」当初の話に戻すと…。
中学生クラスもいっせいにB.B.を夢中で唱えていました。何ヶ月かたつと生徒達のreadingが滑らかになってきている気がしてきました。文法事項の説明もB.B.をやると楽になっていき、私の肩が張らなくなっていきました。私が楽になってきているんだから、生徒達も楽になってきているのだろうと推測できました。カードを使って繰り返し練習することも容易でした。それもteacherとstudentsに共通な土台があると、こんなに楽なんだと自覚することができました。
年1回開かれるセルムの研修会には、それだけが頼りでしたので、当初は必ず出るようにしました。研修会での成果と中学生指導の経験とがあいまって、だんだんと「先が見える」ようになっていきました。たとえば、
※グループ1(ダイヤ)が入ったら、早めに代名詞を入れておく
(He/Sheゲームで即はいる)。
※センテンスが入ったら、フォニックスをきちんとやる。
(文字カードでマークしながら)その時は子供たちは何をやって いるのか、はっきり分からなくとも、だんだん身についていく。
※忘れていけないのは、おまじない(特に動詞の活用)の威力。
これはすぐに役に立つ。
※目的語を変えながら単数、複数の扱いに慣れさせる。
※時制を変えたり、否定文、疑問文はもちろん、疑問詞を入れる
のも、助動詞も、ビンゴのバリエーションでいける。
※第2文型もShe is Betty. She is a good girl. He is rich. They are happy.などのビンゴでやれる。
※文型の赤、青、黄、紫、緑の色の塗り分けは大ヒット。
こんなに楽な説明のしかたはない。5文型が分かり身につけば、
そしてそれが無意識のうちに働くようになれば、それは大きな
土台になる。これは難波メソッドのコアかもしれない。
※受動態は3・4文型と関連付けるとgetされやすい。
※不定詞もオリジナルセンテンスにプラスアルファして作れば
うんと楽。(ex. Betty bought some butter to make a cake.
The queen likes to give a quiet party.)
※グラマーカードを使えば、さらにほとんどの要素ができる。
などです。
こうして振り返ってみると、私にとって「先が見える」ということは、文法をgetさせていくためにカードを利用した側面が強いことに気がつきます。
以前は中学生指導は教科書補習を中心に、市販のワークを使いながらやってきましたが、BB一期生が中学1年になった時は、1レッスンを1時間半の枠にして、1時間はBBビンゴを、後半は教科書readingやOxfordのreaderを採りあげたりしました。でもテストの直前になると、それでもまた教科書用のワークをやらせたこともあります。効果は見られませんでした。老婆心がやらせた、むなしい思い出です。
私のところには、中学生になって来る生徒も少なからずいます。そうすると時間との競争です。遊ぶというより、利用する面の方が強くなっていきます。本当は小学生のうちに最低でも2年以上はBBで遊んで欲しいものです。
いづれにしても※に挙げたことは、BB originalがあって初めて可能になります。
ある時、中学1年からBBをやった生徒が2年か3年の時、学校のテストの時など「頭の中でBBが響く」と言ったことがありました。「してやったり!」私の心はとてもexciteしました。最近も高3生が「たまにBBを思い出す」と言っていました。BBの効果は目に見えないし、手にとることもできませんが、こんな反応を聞けることはとても嬉しいことです。
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