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私のBB体験記 
 

(8) tense 2 教室で生まれたゲームたち

仲間にするビンゴ」

 「Henryには仲間がいなかったよね。それじゃ、みんなを彼の仲間にしてあげるビンゴをしましょ」ダイヤマークを4x4に並べます。

Mr. Celery has lived in the city. 

Red Rooster has finished reading.

Lucy has lost her letter. etc.とやります。

さらに、「Bettyの仲間にするビンゴ」「fishの仲間にするビンゴ」「Cathyの仲間にするビンゴ」などをやります。仲間同士だとラッキーカードになるわけです。

 仲間探しをやった次のlessonにやってきたKちゃんは、開口一番「ねぇ、先生、もう終わったことって何だっけ?」「あぁ、あれね。過去のこと?」「そう!それそれ!じゃ、まだのことって何だっけ?」「未来のことね」「そう、それそれ!未来だよねー」こんな反応には本当に励まされます。

 一方Yちゃんは「もうダイヤマークの仲間はみんな覚えちゃったよ。こんどはハートマークでやろうよ」「そうね。それもいいけど、ダイヤマークのカードでポーカーしない?ポーカー知ってる?」「ウン、知ってる」「知らなーい...」

 

「仲間探しのポーカー」

 人数にもよりますが、3~4セット(ダイヤマーク)用意してよく混ぜて5枚ずつ配り、1回目はそのまま一度にオープンして、各自自分の前に横一列に並べます。順にそれぞれのセンテンスを言います。みんなリピートします。言いながらtenseの同じ仲間をくっつけておき、仲間ハズレ少しはなしておきます。そして、たとえば1ペア1点、2ペア2点、3カード3点、4カード4点、2+3=フルハウス5点、フラッシュ(全部同じtense)6点と決めておいて、それぞれの点数をgetします。2回目以降はカードの集め方が分かってくるのでそれぞれ希望の枚数だけ一度交換できる(普通のポーカーのやり方です)。また一度にオープンしてそれぞれのセンテンスを言いリピートする。

 みんな覚えちゃったよと言ったYちゃんは「あらっ、これは何だっけ?」とかなりまごついていました。この「仲間探しのポーカー」なかなかのhitでした。おすすめです。

 私たち大人の感覚だと、すぐ分かってしまってつまらなそうだと思うでしょう。ところが実際はさにあらす。Yちゃんのようにみんな戸惑います。中学生も初めはそうです。大人のクラス(まだはじめて6〜10ヶ月)でも皆さんかなりまごつきます。このgameはspeedがあまり気にならないので、1つ1つのカードにじっくり対面するチャンスでもあります。              また 指でカードを少しだけ動かすほんの短い時間ですが、頭の中はぐるぐる回転する微妙で絶妙な一瞬でもあります。

 

 こういう場面から生徒が「分かった」「分かってる」ということと、「身についている」「使える」ということはまったく別物であることが見えてきます。「すらすら言える」というのも、なかなかの曲者で、それ以上のものを期待するのも酷なことです。だからこそそのsentenceを手を変え品を変えきたえてやらねばと肝に銘じました。

 

「フラッシュファイヤー!」

 tenseをgetさせるには、「これは現在形」「これは過去形」と判別しているだけでは片手落ちで、変えさせてみて、初めてgetされる可能性が出てくると思います。そこで、今度はポーカーを「仲間作りのポーカー」にします。やり方は、同じように5枚ずつとって、その中の一番多いtenseに全部を変えてしまうというものです。一番集まりにくい現在完了形を、たとえば10点、未来形を5点、現在形3点、過去形1点というように点数を決めておきます。5枚のうち現在形が3枚あったら他の2枚も現在形に変えたsentenceを言う。みんなもリピートする。そしてその子は3点getするということです。

 

 中1クラスでこれをやったらとてもhitしました。完了形のカードを集めた子が全部を完了形にして言った後、すっくと立ち上がって「ヨッシャー、フラッシュファイヤー!!」と叫んだのです。クラスはドッとはじけましたね。以後このgameを「フラッシュファイヤー」と呼んでいます。どのクラスでも今「フラッシュファイヤー」をやっています。「フラッシュファイヤー」と叫ぶとみんなのテンションが上がってきます。このgameがスムーズにいけるようになると「7並べ」ももっと容易に出来るようになるのではないかと思ってます。

 「フラッシュファイヤー」をやった後、作文をさせました。子どもたちは文型の赤、青、黄、緑の色の塗りわけをしてある文字カードを取り出してそれを見ながら書きますから「青」の部分が変化していることに気づきます。おまじないは、この部分の変化なのだと改めてgetします。ここまでやるとおまじないも、本来の役割をはたして、子どもたちの中で生きて立ち上がってくるようになります。これも難波先生がおっしゃる「先行知識に帰納する」ものの1つなのだと感心しています。


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